たまーに聞く
あの人は運命の相手かどうかって話。
今回はそんな「運命」に惑わされた方のはなし(フィクションです)
【運命の人は、別の誰かの隣にいました。】
相談者:あやみ(38歳・会社員)
私はこれまで恋愛に恵まれたとは言えない人生を歩んできました。
しかし。最近「これは運命かもしれない」と思う出会いがありました。
彼は取引先の担当者で、初めて会った時から
不思議なほど話が合いました。
趣味も考え方も、過去の経験も驚くほど重なる部分が多く、
会うたびに惹かれました。
そして「こんな人は今までに出会ったことがない」と思ったんです。
けれどーーー彼には奥さんがいました。
もちろん最初は知らなくて、知ってからは距離を置こうとしました。
それでも彼の方から連絡がきます。
「君の前では素直になれる、一緒にいたい」と。
そんな言葉をかけられると、
「これはただの浮気じゃない、運命なんだ」と思ってしまう自分がいます。
でも、私は誰かを傷付けてまで幸せになりたいわけじゃない。
彼も「家庭を壊すつもりはない」と言います。
それでも、どんどん彼に惹かれてしまって‥。
この恋は本当に運命なんでしょうか?
運命ってなんだよ
不倫だと気づいた時にはもう夢中になってたのか‥
しんどいよね
でもさ、そもそも運命の恋ってなに?
まあ運命の定義は人それぞれだし、
はなから運命なんて信じていない人だっている。
一途に思い合える人との関係をさして言う人もいれば、
相談者のように、
不倫でも特別な緣を感じる関係を運命とよぶ人もいる。
ただ、運命に関してひとつ思うのは、
不貞などという、道ならぬ恋愛に運命を感じたと言っても
他人からすれば、しょせん言い訳にしか聞こえないってこと。
1つの救い
どうしようもない関係だけど
ひとつ救いがあるとすれば、
彼が離婚の意思はないと素直に言っていること。
だったら最初から不倫なんかすんなよって思いもするけれど。
不倫をする男性の中には
「今は無理だけど、そのうち離婚する。」などとのたまう人が一定数いるらしい。
そしてもっと驚くことに、その言葉を信じて待ってしまう婦女子がいるらしい。
しかしながら、その大半が離婚しない。
長年待たされてようやく、男には離婚する気などさらさら無いって気づく。
そんでもって、「あなたを信じて待っていた数年間を返して!」ってなる
小学生でも分かることだけど、どんなに願っても時間は返せないのよね。
そう思えば、当該の彼は無駄な期待を持たせないだけマシなのかも。
まとめると
この恋愛を分かりやすく箇条書きにしてみよう
・始まりはどうあれ不倫関係である
・男性側に2人の将来的なビジョンはない(家庭を守りたい)
・彼は当初、既婚であることを隠していた
はい。控えめに言っても最低男です。
お別れ一択だね。
相談者は運命の恋なのかと悩むほどに思っていても
彼側からすれば、ただ都合の良い関係であるのは一目瞭然。
一刻も早く軌道修正することを願うばかりでございます。